理想のデザインを形に オーダーメイド婚約指輪

IMAGE_結婚指輪

私は宗教観の確立していない家庭で育ったし、人前に出るのが苦手なタイプでもあったので、結婚式や披露宴には興味がありませんでした。
それが理由かどうかわかりませんが、私の結婚に対する夢は指輪だったのです。
友人の結婚式に呼ばれたら、普通はドレスや披露宴会場や花に興味がいくはずなのに、私は友人の指輪ばかり気にして見せてもらっていました。
そうして、私の「指輪観」が出来上がっていったのです。
主人はそれに同調してくれるタイプで、結婚式や披露宴は私の好きにさせてくれる(つまり無しにしても良い)ことになりました。
そして、一生身に着けておく指輪は、予算をあまり考えず、納得のいくものにしても良いということにしてくれました。
私は早速、頭に思い描いている婚約指輪と結婚指輪を探してみました。
しかし、思い通りのものはやはりありません。
理想の婚約指輪は1.5mm幅ほどの細いもので、断面が円になるようなシンプルなリングに、これまたそれから少しはみ出る程度の小さなダイヤモンドを縁取りのある台にはめ込んだようなものでした。
そして結婚指輪の方は、同じように細く丸いリングだけというようなものを考えていました。
そのように極限までシンプルなものを理想としていたため、もしかしたらどこかにあるかもしれないと思い、インターネットや雑誌などで探してみましたが、これだと思うものはありませんでした。
そこで、オーダーメイドを依頼することに決めたのです。
しかしどこで作ってもらうのが良いのか、とても悩みました。
地方に住んでいたため、打ち合わせに通える範囲にはそういった工房はなく、遠方で頼むにしても、どこが良いのかインターネットだけの情報からは決め手にかけます。
しかしそうやって工房を探しているうちに、ひとつ知識が増えました。
プラチナやゴールドだけではなく、チタンやタンタルといった一味違ったレアメタルを用いてもらうことが出来るということです。
細いリングを普段使いにするには強度が必要であると以前から考えてはいました。
こういったレアメタルはプラチナやゴールドに比べて硬いということも知りました。
そういった金属を扱っている工房は多くはありませんでした。
その中のひとつに依頼することに決めたのです。
主人も賛成してくれました。


その工房では来店することが出来なくとも、メールや電話、郵送でのやり取りで打ち合わせをじっくり行い、製作していただけることとなりました。
来店しようとなると、飛行機移動が必要な距離でした。
さて、そこで私の理想をメールで担当者の方に送りました。
すると、私が言う形のもののデザイン画と、おまけにそれに担当のデザイナーさんがアイディアを足してくれたデザイン画が送られてきました。
私の理想とするデザインの方は、思い描いたとおりのものでした。
しかし、デザイナーさんが手を加えてくれたものは、結婚指輪と婚約指輪を重ねて使うと完成するように、婚約指輪の石を少しだけずらしたものになっていました。
たしかに結婚指輪は単体で使うけれど婚約指輪は重ね着けするか他の指に着けるかして使います。
このアイディアは私を惹きつけました。
そして、普段使いの結婚指輪は硬い金属の方がたしかに良いけれど、時々使う婚約指輪の方は違う金属にして、例えばゴールドにして色の違いを重ねて楽しむのも素敵ですよという提案も同時にいただいたのです。
ゴールドでもピンクやイエロー、ホワイトなど色々な色があるし、想像がつきにくく悩みんでしまいました。
そうこうしていると、サンプルの金属と、サイズ見本が届いたのです。
実際に手にとって、重ねて検討した結果、結婚指輪はジルコニウム、婚約指輪はピンクゴールドを使用してもらうことにし、ダイヤの縁取りはホワイトゴールドにしてもらうことにしたのです。
そして、主人の結婚指輪は、主人の思うデザインのものにし、金属の種類と刻印はお揃いにしましたが、そもそも好き勝手にデザインの希望を出したのでペアには程遠い感じです。
そして、主人の方がこだわりが強くなかったこともあり、デザイナーさんにペア感が少しでも出るように、希望を取り入れつつ少し調整してもらいました。
結婚後、友人の結婚式に招待され、早速重ね着けして行きました。
変わってるね、でも綺麗だね、とほめてもらうことが出来、オーダーメイドにして良かったと心から思いました。
ちなみに、貴金属と違ってレアメタルはサイズ変更が出来ないそうです。
おかげさまでダイエットの励みになっています。